山下会長 今月のつぶやき BUCK NUMBER |
つぶやきX(2002/12/25) 「今年もあとわずかになりました。なんて忙しい年であったのだろうかと、あわただしい中で思い起こしているところです。 3月に卒業式、MR、DR修了式があり同時に2名のDRを誕生させました。品確法に関する音・光環境審査員として、毎月1回の大阪出張を1年間続けました。県、市の審査委員会関係が年12回程ありました。音関係での測定で10数回東京ほか、広島に出かけました。6月の中旬に日本建築学会北陸支部大会が信州大学であり、実行委員長が私でした。 そして例年より少し早めたSAH会第の総会を行って、年4回の定例研究会、CD-Romの完成、ホームページ、情報誌の充実、および情報資料の年2回の配布、正会員、情報会員の増強促進、NEDOの省エネルギー住宅融資のための技術支援、環境共生住宅の認定に向けての挑戦する会員の募集などをする。そして北住圏、東北フォーラム、SAH会の3合同研究会への積極的な参加などを決めて15期目に入りました。 7月に3合同研究会が北住圏担当で札幌市郊外の石狩浜での楽しい懇親とまじめな札幌市内ホテルでの研究発表、会合がありました。夏休みになって8月初旬には、日本建築学会北陸大会が金沢市で3日間あり、研究室関係で15件の発表がありました。続いて中旬には、inter noise2002での発表のためニューヨーク、シカゴ、デトロイトにDR学生の石丸君と出かけてきました。帰国の翌日には私個人のことですが、父の13回忌法要があり、北海道、東京から親戚が来てゴルフ、温泉に泊まってのカラオケなどをして無事きり切り抜けました。 さらに9月はじめにはSAH情報会員の堀川氏、山田氏らのご尽力により七尾市のおわら風の盆視察がありました。それはすばらしい雰囲気を堪能してきました。東北フォーラム会員の安井さんが参加されました。 続いて、研究室の行事として2泊の中間発表会を駒ヶ根でありました。学生諸君は2日間の発表後の懇親会で酔いつぶれ、有志だけでロープウエイで駒が岳の近くまで行って雄大な景色を見てきました。 下旬には今年度第1回目の定例研究会として北信会員担当で現場見学会と商品説明会がありました。美登利屋工務店森社長にお世話になりました。 続いて音響学会秋季大会が秋田大学であり、その折、2年前までSAH事務局を一手に引き受けていただいた長谷川兼一秋田県立大学助教授を訪ねてきました。大学のスケールの大きさ、設備の充実のすばらしさを見せてもらいました。あっという間の夏休み終了でした。 11月になると中国出張がありまして、南京、重慶に行ってきました。重慶では、本学大学院2年の中国出身の女子学生が中心になって重慶市内の環境騒音、空気汚染などの公害調査をして環境保全局の研究員と意見交換をしてきました。重慶市の人口は3000万人です。信じられない人口と広さでした。そして11月末には、南信会員が担当の定例研究会があり、印出、遠藤氏が計画を立てて無事終わりました。ですがその期間、私は米国、ロスアンゼルスと、メキシコのカンクンでの全米音響学会での発表に出かけていました。カンクンは米国資本が入った高級リゾート地でカリブ海のブルーを堪能してきました。 帰国後すぐにDR審査が始まり、4名提出の予定が、いろいろのことで結局1名だけの提出となりました。議論のねじれなどが原因であり、私の神経をすり減らすことばかりの連続が続きました。 中旬にSAH会の役員会を設けて15周年記念海外旅行について話し合い、この不況下を考慮して今回は有志による海外旅行と位置づけました。そして忘年会をかねて、来年の活動について話し合いました。 期待を持てたことは、信州大学工学部でノーベル候補者が出て、一喜一憂したこと、私が科学研究費で大形予算をしとめたことなどは良い結果でした。 そして、この1週間ほどまえから自宅を改造しての薪ボイラーによる床暖房にするについて、正会員のソーラーシステム椛蜷ホ氏らの協力のもとで準備に追われています。結局、年末ぎりぎりでには稼動しそうな状況です。まきを燃焼することによるCO2が発生する暖房方式であり電気、灯油を使用する暖房に比べて便利さ、経済性などで優れていると言い難い、それをどう意義付けて、どのように進めるかがこれからの課題であります。 次回にはこのいきさつ、成果などについて詳しく話す予定です。 などなどあっという間の1年でした。皆さんもきっと忙しい1年であったでしょう。 来年こそ実りのある年にして、第16期を迎えましょう。 良いときもあれば悪いときもある。しかし必ず良いときが訪れる、それをしっかり捕まえましょう。 どうかすばらしい新年をお迎えください。 |