快適な暮らしに、エコに、安心に、「窓」は重要な役割をもっています。
主な窓のデザインと機能
■引き違い窓 左右に開閉するもっともポピュラーな窓です。障子の開け方で風通しを上手に調整できます。 |
■横滑り出し窓 蝶番を使って、上の枠のところを軸に庇のように突き出す窓。キッチン・洗面所・トイレなどに最適。 |
■ドレーキップ窓 ハンドル操作によって、内倒し・内開きの2種類の機能を持った窓。内倒しの場合は、換気ができ雨が吹込みずらい。 |
■縦すべり出し窓 特殊な金物で、窓面をすべり出させて開閉する外開き窓です。全開したとき窓の外側が掃除できます。 |
■平行突き出し窓 障子全体が10センチほど平行に外に出る窓です。目隠し機能や外に隣接物がある場合に適しています。 |
■ボウウィンド ■台形出窓 弓のような形のボウウィンドと台形の形の台形出窓。見晴らしが良く室内においてもちょっとした空間をもたらします。 |
■両開き窓 洋風の窓では1番開放感があります。室内と室外の境界線が消えて、爽快感を楽しめます。 |
■シングルハング窓 下障子を上下にスライドさせ開閉する窓です。風通しもよく、デザイン窓としても良く使われています。 |
■FIX窓 ■アーチ窓 デザイン窓として使われることがよくあります。FIX窓は開閉はできないもの他のサッシより、採光が取れやすい窓です。 |
窓選びと対策のここが重要ポイント
冬の暖房時・夏の冷房時に各部位から出入する熱の割合を見ますと、窓からの出入りする熱の割合が大きいことがわかります。 まさに窓の断熱強化が必要となります。
今まで、窓の結露とあたりまえのようにつきあっていませんでしたか?
窓の断熱性不足が主原因で起きる。
冬の結露写真です。
結露は、室内の暖かい空気が、外気で冷やされた窓の部分で露点に達して起こる現象です。
窓の結露は、かびやダニを発生させ、かびの胞子やダニの死骸がアレルゲンとなってアレルギーや喘息などの病気を引き起こす原因になります。
また、結露は写真のように窓下の断熱材を濡らして濡れふとん状態になってしまうと、その濡れふとんの結露水が今度は土台を腐らせてしまいます。
窓選びと対策のここが重要ポイント(断熱遮熱対策)
春・秋の気候の良い時は、窓は開けて換気させ、冬の寒い時、夏の暑い時は窓を閉めて外の不快な条件を遮断することができる窓性能が必要となります。
どんなに壁の断熱性能を良くしても窓の性能が悪いと快適性が損なわれます。
断熱対策
窓は、ガラスとサッシフレームから成り立っています。断熱性能を高めるには、ガラスとサッシフレームの高性能化が重要です。
サッシフレームによる断熱対策
*フレームは、熱の伝わりづらい素材を選択することが必要です。 下記は、素材の熱の伝わり方を表したグラフで、数値が低いほど熱が伝わりづらい。特に樹脂・木は、アルミの1000倍熱を伝えづらい素材です。
硝子による断熱遮熱対策
*硝子は、複層硝子は当然ながら、高断熱硝子・遮熱高断熱硝子以上の硝子をお勧め致します。
特に遮熱高断熱硝子は、外の日射を遮ってくれる効果がありますので、夏場は有効です。
*遮熱高断熱トリプル硝子は、更に断熱性能が高く、遮熱効果も高い硝子です。
*遮熱対策には、カーテン・ブラインド・庇等を併用することが重要です。
窓選びと対策のここが重要ポイント
窓フレームと硝子を組み合わせた断熱性能の違い
壁の断熱性能と窓の断熱性能を比べると、まだまだ窓の断熱性能は、低いのが現状です。できるだけ壁の性能に近い窓を選ぶことが重要です。
窓フレームと硝子を組み合わせた灯油消費量の違い
窓を断熱化するだけで、暖房費が変ります。
単純に100ℓ変るだけで、約9,000円/年(¥90/ℓ計算)の費用差。
(樹脂サッシ+普通ペア)-(アルミ樹脂複合普通ペア)=19,800円のランニングコスト削減が達成できます。
*シャノンウィンド⇒高性能樹脂サッシ
国内・世界での使われている窓種別シェア
日本国内では、北海道は90%以上樹脂サッシ、Ⅱ地区以南では、アルミサッシ・アルミ樹脂複合サッシが主流です。
世界では、樹脂サッシ・木製サッシが主流です。
※PVC=樹脂サッシ